機械系企業研究者の個人的あれこれ

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井上靖「風林火山」読了

井上靖の「風林火山」読みました。

山本勘助の生涯(と言っても、武田に仕え始めてからなので、50そこら以降)にそって書かれていて、比較的テンポよく話が進む印象でした。なんで、深読みすることなくサラサラと読める。

井上靖は、「蒼き狼」読んだ時も思ったけど、話の展開が比較的早いので、飽きないね。

 

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どうでもいいですが、小説内に出てくる主要人物の1人、由布姫(武田信玄の側室)を「ゆずひめ」と最初読んでしまったので、アンパンマンに出てくるキャラクター”ゆず姫”を思い浮かべながら読む羽目になりました。

 

 

(左側がゆず姫で、右側はそのお付きのゆず爺や)

 

この絵の構図を見ると改めて思いますが、ゆず爺やは山本勘助とも見ることができて、「アンパンマンの作者は風林火山をベースにこのキャラクターを考えたのか?」と、感心した気持ちになりました。由布姫とゆず姫、キャラも似てるし(勝手にお屋敷を抜け出してしまう点など)。